今回は奥多摩ドライブ第二弾!秘境を目指して車を走らせる短時間ドライブです。
大都市東京に潜む秘境を探検できるドライブコースをご紹介します。
以前に奥多摩湖周辺のドライブブログも書いていますので、是非そちらもご覧になっていただければ幸いです。
一目でわかる奥多摩秘境ドライブの良さはこちら。
東京で「警笛ならせ」の標識がある数少ない道を進む本格コース
まさに探検!細くて狭い洞窟の先に幻想的な絶景
山の幸を堪能!ここでしか食べられない厳選釜めし
それでは行ってみましょう。
ドライブコース
これぞ秘境!東京にある大洞窟「日原鍾乳洞」
今回は最初から目玉の目的地である東京の秘境「日原鍾乳洞」へ。
秘境へ続く道
東京都多摩市から約2時間、最寄り駅の奥多摩駅からは約20分車を走らせます。
奥多摩駅まで着けばもうすぐそこ、と思ってはいけません。
むしろここからが大変。東京都とは思えないしっかりとした山道が現れます。
運転している横の助手席で固定しているスマホ動画から切り抜いていますので画質はご了承ください。。
東京で、この「警笛ならせ」の標識を見ることありますでしょうか。
東京で、両サイド生い茂る木々の中1台分の道幅しかない双方向道路は見たことありますでしょうか。
東京で、「落石注意」「走行注意」「スリップ注意」と連打で注意喚起される道路はありますでしょうか。
こんな道路が約20分続き、難易度高めの山道を抜けると無事日原鍾乳洞にたどり着きます。
到着!日原鍾乳洞
いざ到着すると、道路沿いに駐車場が現れます。この駐車場がいっぱいだと2kmほど今来た道を戻ったところに別の駐車場があるようで、そこから歩きとなるようです。
こちらは観光シーズン時など混雑している時は2時間待ちもザラとのことなので、行く時期は選んだ方がいいかもしれません。GWや夏休み期間、紅葉期間などはかなり怪しそう。
行く当日もSNSなどで混雑の発信がないかなどチェックするのもアリですね。
ちなみにこちらの「日原」ですが、「ひのはら」ではなく「にっぱら」と読みます。
近くに桧原村(ひのはらむら)があるので間違えがちなのですが、ナビ検索などで違うところに向かわないように注意が必要です。
無事に車を止めて看板の通り歩いていくと、鍾乳洞へと向かう階段が見つかります。
下ってすぐ左手に見えるのが受付。右手に見えるのが鍾乳洞入り口。さすが秘境、とってもシンプルですね。
潜入!日原鍾乳洞
受付で入場料の800円を支払い、いざ鍾乳洞へ。
入り口からもう暗い。
ここからは閉所や狭所が苦手な方は少しきついかも知れません。
ほら、入ったそばからもう狭いもう暗い。
写真はここから時間をかけて光を集めて撮っていますので、実際はもうちょっと暗いです。
天井部の高さは場所によってマチマチですが、とても姿勢正しく踏破出来る洞窟ではないです。私は腰だけでなく膝も使わないと頭ぶつけてしまうイメージでした。(身長180cm前後です)
また地面は湿っているところや濡れているところが多々あり、後ほど出てきますが急な階段や坂道もありますので、歩きやすい靴を強くお勧めします。
鍾乳洞内をくまなく散策すると40~50分くらいで回ることが出来ます。
全体図はこの通り。
この中で特に見ごたえあった場所をご紹介します。
天井知れず
今までの狭い道から一転、天井部がとても高くなるスポットです。
天井部は肉眼でも見えず、光を当てても全く見ることが出来ませんでした。まさに天井知れず。
自然の洞窟なので、狭いだけではなく勝手気ままな形をしているんですね。
地獄谷
暗い洞窟に似合うとてもおどろおどろしい名前のスポット、「地獄谷」。
足元に小さい穴と小さい階段が突然現れ、体を小さくして下りることが出来ます。
一度下りると目線はもう地面の高さ。地獄の道を進んでいきます。
少し進むとこんな川がありました。
現世にやり残したことはありませんか?
ここを進むと三途の川をさくっと渡ることになるので注意が必要です。
死出の山
ここが日原鍾乳洞で一番有名なポイントです。
死出の山という山をご存じですか?死出の山は冥土にあって、三途の川を渡った後にある険しい山だそうです。
そういえば先ほど三途の川も渡りましたもんね。いつの間にか本当に現世を離れてしまったようです。
そんな死出の山はこのようになっています。
それはそれは綺麗な空間でした。玉虫色というのでしょうか。洞窟内が7色に変化してとても幻想的なスポットです。
この山を登ると「縁結び観音」が奉られています。
こちらはカップルの方にとても人気のスポット。
訪れた人たちが周りにお守りを置いていっているそうで、とても多くのお守りに囲まれています。
色鮮やかな洞窟の中で縁結びをお祈りするとご利益もありそうですね。
新洞
歩きやすい靴がいいとか言っておいてそんな大変そうでもないじゃん!と思われている方、お待たせいたしました。
ここから体力勝負の新洞へ突入します。
日原「鍾乳洞」にもかかわらず鍾乳石を見ていないと思いませんか?ついにその鍾乳石を見に行きます。
まず入り口にこんな看板。
看板に書いてある通り、足腰に不安がある方や荷物が多い方はここで引き返した方がいいかと思います。
だって隣にはこんな階段が。
真上に上がるような急角度の階段。
少し登るとこんな風景です。
階段が見えていませんね。もはや崖です。
加えて狭い。暗い。湿っている。世紀の断層なんていう恐ろしい名前の断層もある。
つまりかなり体力が必要です。
歩きやすい靴であることを今一度確認して進んでください。
しばらく頑張って階段を登っていくと、金網に囲まれた鍾乳石ゾーンにたどり着きます。
金網に囲まれているので少し見づらいですが、その分しっかり保護された天然の鍾乳石であることがわかります。
この鍾乳石は3cm伸びるのに400年もかかるんだとか。10cmを軽く越える鍾乳石があちらこちらにあるこの鍾乳洞はとても貴重な空間ですね。
この鍾乳石ゾーンは新洞の丁度中間あたり。帰りの下りももちろん険しい道ですので、出口に着くまで気を引き締めて歩きましょう。
行きよりも狭い道が多いイメージでした。
この景色が見えたら無事ゴールイン。何年振りとも思える外の光がかなりまぶしく感じるので、ゆっくり焦らずに外に出ましょう。
味の決め手はこだわりの地元食材!「釜めし なかい」
奥多摩駅から車で約15分ほど走ると、「釜めし なかい」に到着します。
今回はこちらでの昼ご飯をご紹介します。
もちろんオススメはお店の名前にもなっている、釜めし。
今回私がいただいたのは、「きのこ釜めしセット」です。
内容は、きのこ釜めし・水炊き・漬物・刺身コンニャク・おまんじゅう。こちらで1,650円です。
地元で採れた旬の野菜や山菜、そしてお米は契約農家で精米仕立ての新米を使用していて、とにかく素材の味がしっかりと楽しめます。
とても満足いく食事をとることが出来るためオススメです。
また食事以外にも、お店の雰囲気も情緒があってとても良いです。
この日はあいにくの雨でしたが、それでも古民家を想像させる雰囲気の中奥多摩の味を楽しめます。
私は今回日曜日の14時ごろに訪れたのですが、30分ほどの待ち時間でした。観光シーズンはさらに待ち時間が長くなる可能性があるので、早めに訪れるのが吉かもしれません。
奥多摩に来たらやっぱりココ!「もえぎの湯」
前回の奥多摩ドライブに引き続き、今回も「もえぎの湯」で旅の疲れを癒します。
「日原鍾乳洞」からも「釜めしなかい」からも近いので、今回のコースにももえぎの湯はうってつけです。
前回のブログで全体的にはご紹介しているので、今回は外にある足湯について深くご紹介します。前回のブログはこちらから。
足湯
駐車場で車を降りるとすぐに見えるこちらの建物。こちらがもえぎの湯の足湯です。
館内の温泉を利用していればもちろんタダで利用出来るほか、館内の温泉を利用していなくても100円で足湯のみの利用が出来ます。
もえぎの湯は人気のスポットなので混雑していることもちらほら。またハイキングや今回の鍾乳洞の様に足が疲れてちょっと休みたい時などにも最適な設備です。
お風呂に入るのも体力を使ったりしますもんね。
駐車場の目の前なので、さっと行って足湯に浸かって景色を見ながらゆっくりなんていうのもとてもオススメです。
今回お邪魔したところ
まとめ
今回は奥多摩ドライブ第二弾ということで、鍾乳洞を目的地としたドライブコースをご紹介しました。
学生の方からご年配の方まで、様々な方が楽しめるコースになったと思います。
半日あればじっくり回れるところもポイントです。
鍾乳洞までの山道だけは是非気を付けていただいて、こちらをご参考にドライブを楽しんでいただけたら幸いです。
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。