番外編

【番外編】博多駅発の福岡避密旅!半日あれば回れる歴史ある神社巡り

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今回は博多駅からすぐ行ける神社巡りコースをご紹介します。

関東のドライブをご紹介しているいつもと違って、舞台を九州に移した番外編となっています。

福岡への出張やお出かけの際など、是非ご参考にしていただければ幸いです!

コース

今回のコースプランはこちら。

10:20 博多駅バスターミナル 出発
 ↓ バス(空港からでも利用できます!)
11:00 太宰府天満宮 到着
12:00 太宰府天満宮 出発
 ↓ バス+地下鉄
13:10 櫛田神社 到着 
13:25   櫛田神社 出発
 ↓ 徒歩
13:30 長浜ラーメン ナンバーワン 到着
14:00 長浜ラーメン ナンバーワン 出発
 ↓ 地下鉄
15:00 愛宕神社 到着
15:30 愛宕神社 出発
 ↓ 地下鉄
16:30 博多駅 到着

太宰府天満宮

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まず最初は「学業の神様」で有名な太宰府天満宮です。

受験や資格試験などをされたことがある方は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

実はこちらは学業のためだけでなく、参道や梅など魅力がたくさんあるんです。

散策をにとても良い天神さんになっていますので、ご紹介します。

太宰府天満宮参道

太宰府の駅から天満宮まで、一本の真っすぐな参道があります。

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真っすぐなのでツカツカ歩いてしまえばすぐに天満宮についてしまうのですが、それではもったいない

ここでは是非立ち寄っていただきたい場所を2つご紹介します。

①梅ヶ枝餅 中村屋

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梅ヶ枝餅は小豆餡を薄い餅の生地でくるみ、梅の刻印が入った鉄板で焼く焼餅です。

今は太宰府に行かなくとも空港や駅などでたくさん販売していますので、梅ヶ枝餅だけをご存じの方も多いのではないでしょうか。

この梅ヶ枝餅は太宰府の名物なんです。

そしてこの中村屋さんは目の前で焼く姿を見ることができ、焼きたてをそのままいただくことが出来ます。

焼きたてはやっぱり美味しい!お祭りのような臨場感でいただくことが出来るので、とてもオススメです!

②スターバックス 太宰府天満宮表参道店

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こちらはあなたの地元にあるスターバックスとはちょっと違う、いわゆる「リージョナルランドマークストア」というやつです。京都の平等院の近くや川越などにもありますよね。

太宰府天満宮表参道店のコンセプトは、「自然素材による伝統と現代の融合」。

伝統的な木組み構造が、お店に入る前から独特な世界観に引き込みます。

店舗の奥庭には、太宰府天満宮のシンボルでもある梅の木が植えられています。

スタバによく行かれる方やコーヒーが好きな方は特に是非お立ち寄りになってみてください。

中世の大鳥居

参道を過ぎて鳥居をくぐり天満宮の敷地に入ると、左手にまたすぐ鳥居が見えます。

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こちらの鳥居は「中世の大鳥居」というそうです。

鎌倉末期に作られたとのことで、県内最古と伝えられています。

横には小さな梅園があり、季節になると一面の梅が見られます。

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心字池と3本の御神橋

中世の大鳥居をくぐると、「心字池」という池にかかる3つの赤い橋に差し掛かります。

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池が漢字の「心」の字に形作られているから「心字池」というそうですが、結構な大きさですので渡っている最中は言われないとわからないかもしれないです。

そんな心字池にかかっている3つの橋は、半円状になっている太鼓橋と真っすぐの平橋からなり、太鼓橋→平橋→太鼓橋という順に渡ります。

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この3つの御神橋はそれぞれ過去・現在・未来を表していて、この橋を渡り水の上を歩くことで心身が清められるそうです。

御本殿と2本の梅

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現在ある御本殿は、数度の焼失の後の1591年に小早川隆景によって再度竣工されたものです。

約400年経った今でも当時の絢爛な作りと趣を残した御本殿を、是非間近で見てみてください。

その御本殿の前に2本の梅が植えられています。

右手に植えられている梅が「飛梅」、左手が「皇后の梅」。

飛梅

飛梅は、太宰府天満宮のご神木とされている梅の木です。

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樹齢1000年を超えるといわれる白梅で、太宰府天満宮の中にある梅の中で一番最初に咲き始めるといわれています。

訪れたときは少し遅かったので、写真はお借りしてきました。

皇后の梅

皇后の梅は「きさいのうめ」と読みます。貞明皇后(大正天皇后)がご参拝の際に、葉山御用邸よりご持参した梅をお手植えされた梅の継承木です。

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こちらは飛梅と違い紅梅。紅白の梅の間を通って御本殿にて参拝します。

サラッと歴史

太宰府天満宮は、919年に菅原道真の御墓所の上に御社殿を造営し、祀られている神社です。そのころは安楽寺天満宮という神社名でした。

その約1000年後、明治に入り「安楽寺」は廃寺になります。明治4年に出来た制度の下、太宰府神社という神社名に変更されました。

今の「太宰府天満宮」という名前になるのは、そこからもっと先の昭和22年になります。

櫛田神社(くしだじんじゃ)

ところ変わって、福岡市地下鉄の「祇園駅」。博多と中洲川端の間にある駅です。

こちらから徒歩で行けるところに「櫛田神社」があります。

福岡の人々にとってこの神社は生活に密着している神社なんです。

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あの有名な「博多おくんち」は、この櫛田神社の秋の例祭です。

博多の総鎮守 お櫛田さん

博多で生まれ育った方からは「お櫛田さん」と呼ばれ親しまれている、博多の総鎮守の櫛田神社。

博多の総氏神様としては最古の歴史を有し、天照皇大神(大神宮)、大幡主大神(櫛田宮)、素戔嗚大神(祇園宮)が祀られています。

こちらには博多歴史館というものがあり、歴史的に価値が高いものを厳選して展示されています。さらに、櫛田神社には「櫛田文庫」という日本最初の図書館が開かれた歴史があり、当時の書物も保管されている貴重な場所です。

1年を通して親しみのある櫛田神社

前述の10月に行われる「博多おくんち」のほかに、2月の「節分大祭」、7月に行われる博多祇園山笠もとても有名ですね。

博多祇園山笠の「追い山笠の櫛田入り」はお祭りのクライマックスで、櫛田神社の飾り山笠は1年中展示されています。

長浜ラーメン

太宰府から櫛田神社まで、約3時間ほど散策してそろそろお腹もすいている頃ではないでしょうか。

博多といったらやっぱりラーメン!ということでここでお昼にオススメの長浜ラーメンをご紹介します。

長浜ラーメンとは

昭和33年に博多区大浜から中央区の長浜へ魚市場が移転した際に、それに伴ってラーメンの屋台も移動しました。

最初は市場のラーメンと呼ばれていたものが、いつしか「長浜ラーメン」と呼ばれるようになったそうです。

長浜ラーメンの一番のイメージは「極細麺」ではないでしょうか。

その理由は、魚市場のセリの間に飛び込んでくる労働者を待たせないように、麺の湯で時間を短くする目的で極細麺が生まれたそうです。

櫛田神社のすぐ近く、「ナンバーワン」

櫛田神社から祇園駅への徒歩の道の途中に、ナンバーワンというラーメン屋さんがあります。立地的にもとても都合が良いので、今回はこちらをご紹介します。

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ナンバーワンは全部で9店舗、そのうち6店舗が福岡にあるお店です。東京の大岡山や、なんと香港にまでお店があります。

創業は昭和46年、創業者の竹中忠勝さんによって前身の「昇竜軒」が誕生します。その後、試行錯誤を続けて長浜の屋台で一番になりたい!という願いから「ナンバーワン」という屋号に変更しました。

当時ではカタカナの屋号はとても珍しかったそうです。

「ナンバーワン」のこだわり

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ラーメンは関東の方が「これが博多ラーメン!」と感じられる王道の味です。しかし豚骨独特の臭みがなく、クリーミーなスープとコシのある面がよく絡み、ペロッと食べられる一杯でした。

スープは良質の国産豚の豚骨だけを使用し、計算された下処理、火力、時間の調整を行って絶妙なタイミングで絞り出した創業以来こだわりのスープだそうです。

また、麺もナンバーワンだけのオリジナル麺を使用して、茹で加減に関係なく美味しくいただけるんだとか。

「博多ラーメンのお店ってあまり詳しくないのに行くと注文が怖い…」と感じる方も多いかもしれませんが、こちらは茹で加減なども丁寧に聞いてくださる親切なお店でした。

辛子高菜や餃子もこだわりアリなので是非一度ご賞味ください。もちろん替え玉も◎。

愛宕神社

次の目的地は、祇園から地下鉄で15分ほどの室見駅。

その室見駅から歩いて20分、愛宕山の頂上にあるのが愛宕神社です。

西暦72年に創建された福岡最古の歴史を持つ神社だそうです。

日本三大愛宕・福岡の守護神「愛宕神社」

あなたがお住いの地域にも、「愛宕神社」という名前の神社はありませんでしょうか。

私が住んでいる多摩にも愛宕神社があるどころか、愛宕という地名にもなっています。

この「愛宕神社」は全国にたくさんありますが、その中で代表的な3社を「日本三大愛宕」といいます。

京都府京都市右京区と東京都港区、そして福岡市西区のこちら。

福岡の守護神として、はるか昔からこの愛宕山頂に鎮座しています。

険しい参道

以前から私のブログを読んでくださっている方はお分かりかもしれませんが、どこに行くにも何故か険しい道、上り坂、長い階段などを通りがちです。

今回は福岡だから大丈夫、なんてことはありません。前述の通り愛宕神社は愛宕山の山頂にあります。今回も坂、登ります

愛宕神社へのルートは大きく分けて2つ、坂道+階段ルートか、のっけから階段ルートです。

室見駅から向かうと坂道コースの入り口が近いので、まずはそちらをご紹介。

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これが目印です。

距離としてはそんなに長くないのですが、角度がエグい。

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伝わりますかねこの角度。

この坂道を登ると愛宕神社の看板が見えてきますが、

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まだ登ります。

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登ります。

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登ります。

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到着です!入り口の鳥居が見えましたね。

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その先の階段も。

登ります。

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登った先に本殿が見えてきたらあと少しで到着です!お疲れさまでした。

本殿とその先に…

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階段を登り切るとドンっといきなり本殿が現れます。

山頂の敷地自体はそんなに大きくないですが、2000年近くの歴史を感じられる厳かな雰囲気。

そして本殿の裏に回ると、今まで登りに登ったご褒美が見えてきます。

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まさに絶景!

福岡を一望出来ます。

こちらからは福岡ヤフオク!ドーム、福岡タワー、ヒルトン福岡シーホーク、マリノアシティ、玄界灘などを見渡すことができ、西日本随一の名勝地としても知られています。

この景色目当てに参拝される方も増えているそうです。今回はお昼に行きましたが、夜景も相当綺麗だそうです。

勝ちを掴むパワースポット

さてこちらの愛宕神社ですが、縁結びや商売繁盛、受験合格や学業成就を祈願しに来られる方が多いようです。また、禁煙や禁酒などの禁断の神としても知られているのだとか。

そして近年ではパワースポットとしても注目を浴びているようで、参拝者数がどんどん増えているそうです。

絶景が見られるパワースポットなんて素敵ですね。

こちらの愛宕神社は、公益社団法人福岡県観光連盟のyoutube「ふくおか避密の旅+ 勝ちをつかむ」で今田美桜さんが紹介をしています。とても綺麗に紹介されているのでぜひこちらも一度ご覧になってみてください!

もう一つの参道

行きに登ってきた坂道コースではなく、階段コースをこちらでご紹介します。

坂道コースの目印の看板からさらに少し歩いて、右手にコンビニが見えたらその奥が入り口です。

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このコンビニの奥に

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鳥居と一緒にさっそく階段が現れます。

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ここからしばらくは自然を楽しみながら階段を登ることが出来ます。

雰囲気がどことなく千葉の鋸山に似てますね。この雰囲気が好きな方は是非こちらもご覧ください!

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登っている最中にこんな木を見つけました。

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どんぐりは…美味…?注釈するところそこですか?…まぁ、先へ進みましょう。

登っていくと道路にあたり、左手に進むと今度は赤い鳥居が見つかります。

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ここからもう少しで到着!

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この石の柵が見えてきたら本殿です。お疲れさまでした。

階段の方が距離は少し短いですかね。

まとめ

今回は番外編ということで九州は博多の神社巡りをお送りしました。

仕事で来たけど空き時間が出来た!暇だ!ということもあるかと思います。

この神社巡りは6時間ほどで行って帰ってこれるので、スキマ時間を有効に使えます。

ちょっと時間が出来たときは是非参考にしてみてください。

それでは今回も最後までお読みいただきありがとうございました。