静岡

静岡の隠れた観光スポット!駿府城の歴史と魅力を徹底解説!

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今回は静岡県静岡市にある駿府城公園のご紹介です。

2023年、何かと話題の徳川家康。

その家康が最後の居城として選んだ駿府城がかつてここにありました。

今は公園になっていますが、当時の風景や当時の空気をたくさん感じることの出来るスポットです。

家康が駿府を選んだ理由を求めて、駿府城公園を見ていきましょう。

アクセス

公共交通機関

JR静岡駅から徒歩15分で到着します。

また、静岡鉄道静岡駅からは徒歩12分で到着します。

マイカー

東名高速 静岡ICから車で約17分。

新東名高速 新静岡ICから車で18分。

※駿府城公園に駐車場がないため、近くの「市民文化会館前駐車場」を利用すると便利です。

08:00-22:00 30分 100円
22:00-08:00 600分 1380円

平日は最大料金が1000円です。

駿府城公園ってどんなところ?

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駿府城公園は、静岡県静岡市にある公園です。

名前の通り、この地にはかつて駿府城がたっていました。

そもそも駿府城とは、徳川家康が1585年に築城し天守を築いた城です。

家康は江戸で幕府を開いた後、息子に将軍の座を譲ると、自分の最後の居城として駿府を選び、晩年を駿府城で過ごしました。

その後駿府城は明治になり城内の建物が破却されるまで、駿府藩の居城として使用されていました。

現在では東御門や櫓などが復元されて歴史の資料館となっている他は、静岡市の公園として使われています。

そして公園となった今でも発掘調査が続き、新しい発見が日々なされています。

見どころ

家康像とお手植えミカン

遠方から駿府城公園へ来られた方が、まず目的とされるのは、この家康像でしょう。

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テレビなどでもよく映っていて有名な像です。

こちらの像は、「大御所」として晩年に駿府に移り住んだ頃の家康の姿を表していると言われ、全体の高さが6.5m、像の高さも3.5mととても大きなもので、近くからは見上げる高さ。

また、この像のすぐ近くには「家康のお手植えミカン」が植えられています。

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実際に家康が汗水たらして植えたかは謎が残りますが、紀州ミカンの一種でホンミカンとも呼ばれています。

静岡地方のミカンの起源を知るうえでとても貴重なもので、県指定天然記念物となっています。

公園と内堀

よくある歴史の建造物で「公園」と名前につくところって、行ってみると実際は全体が資料館のようになっていて、公園?となるところが多いですよね。

でもこの駿府城公園は本当にしっかりと公園なんです。

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この広さ、球技でも追いかけっこでも何でもできそうですよね。

実際に静岡市の中心地にあるこちらは地元の方に愛され続け、お子さんの遊び場として、またご年配の方の散歩コースとして使われ続けています。

犬などのペットも入場OKなので、散歩コースとしてもぴったりですね。

公園の中央ほどには、かつての駿府城の内堀があります。

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こちらは、明治時代に一度埋められてしまいましたが、発掘調査により南東部分と水路付近が確認され、その姿を現しています。

身近に歴史を感じられる公園って味があっていいですね。

東御門資料館

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東御門は古来の伝統工法にのっとって1996年に復元されました。

そしてその中は資料館として利用され、駿府の街の歴史から家康の歴史まで、詳細に展示されています。

この駿府城公園内で発掘された資料の展示の他に、徳川家康が幼少のころに勉学に励んでいた臨済寺の部屋「竹千代手習いの間」が復元されており、中に入って見学することができます。

注意点として、こちらの東御門資料館は公園と違い9:00~16:30までの営業時間となっており、最終入場は16:00です。

公園はずっと開いているので油断していると入れないなんてことにもなりかねないので、時間には注意しましょう。

外堀

ギリギリ駿府城公園の外側になりますが、実は私はココをとても推したい!

公園に入るには外堀にかかる橋を渡るのですが、この橋からの景色がとても良いんです。

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私が行ったのは冬の日没1時間半前の夕方4時くらいだったのですが、夕日が差し込み、とても幻想的な景色でした。

これを作り出せるのは、外堀の水が淀みなく、荒れてもいない証拠。

天気と時間を合わせてぜひ狙ってみてください。

発掘現場

文中でも申し上げましたが、こちらの公園はまだまだ発掘中で、日々新しい発見が生まれています。

発掘現場は公園の北西側で、家康像の後側も正に発掘中。

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フェンスにはいくつも窓が設置されており、中を見ることができます。

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まさに大規模発掘中。

駿府城には、築城したあたりの事や、築城前の今川館があったころに多く謎が残っています。この謎が一つずつ解けていくことで、他の地方の歴史にも影響を与えるかもしれません。

そしてかつて常識と言われていた歴史が覆る、その瞬間がこの駿府城公園で生まれるかもしれません。

地道な作業ですが是非とも頑張っていただきたいですね。

まとめ

今回は静岡県静岡市にある駿府城公園をご紹介しました。

現在は天守も城郭もほとんど残っていませんが、その片鱗をたくさん感じることができる場所です。

静岡市の中心地にあり、静岡駅からも徒歩圏内なので、お時間あれば一度足を運んでみてください。

近辺の他の観光スポットも別の記事でご紹介していますので、併せてご覧いただければ幸いです。

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