今回は茨城県笠間市にある石切山脈のご紹介です。
皆さんは東京駅や日本橋、国会議事堂はご覧になったことはありますか?
その時に必ず目にしている「御影石」。
その御影石の日本最大級の産地がここ、石切山脈なんです。
そしてなんと、こちらには地図に載っていない湖があるんです。不思議ですよね。
そんな石切山脈をご紹介していきます。
アクセス
マイカー
北関東自動車道の笠間西ICより約10分で到着します。
水戸駅方面からですと、国道50号線を栃木方面へひたすら進み、稲田駅付近で289号線方面へ右折。そこから数分で到着します。
水戸駅からですと合計で40分ちょっとです。
公共交通機関
JR水戸線稲田駅から徒歩約20分で到着します。
石切山脈ってどんなところ?
石切山脈は、株式会社「想石」さんが管理している採石場です。東西約10km、南北約 5km、地下1.5kmに及ぶ岩石帯で、明治32年から100年以上続く「稲田石」の日本最大級の採掘現場となっています。
稲田石は今から約6000万年前に誕生したと言われるとても昔から存在する石。海底深くでゆっくり冷えて固まり、世界でも類を見ない真っ白な御影石になりました。
その白さから、「白い貴婦人」とも呼ばれているそうです。
日本橋や東京駅、国会議事堂や最高裁判所など、全国有数の歴史的建造物に使用されてきました。
こちらでは以前採掘されていた「前山採石場」と、その奥には現在も採石されている採石場があり、この記事のタイトルにもある「地図にない湖」は前山採石場にあります。
前山採石場は一般入場券で、現在の採石場はプレミアムツアーの事前申し込みで見学することが出来ます。
見どころ
地図にない湖
前山採石場のメインともいえる湖。
この湖は、言葉の通り地図に載っていません。
地下65mまで採掘された採石場の岩の割れ目に、湧き水や雨水が少しずつ溜まっていきました。
そしてその水が溜まりに溜まってこの湖が出来たそうです。
この地図にない湖が、古代遺跡のような幻想的な空間を作り出しています。
第一展示場
こちらの第一展示場と隣の第二展示場は地図にない湖を見られるだけでなく、「いなだストーンエキシビジョン」を見ることが出来ます。
著名なグラフィックデザイナーが「白い貴婦人」と呼ばれるこの稲田石を使い、様々な作品が製作されました。
こちらではその作品が展示されています。
また、第一展示場ではカフェも併設されており、笠間名産の栗を使ったモンブランなどがいただけます。
稲田石を使った石畳に乗ったモンブランを湖を見ながらいただける、とても贅沢な時間が過ごせます。
第二展示場
第二展示場では、湖を違う角度から見られます。
また、「いなだストーンエキシビジョン」の作品がより多く展示されていて、こちらも見ごたえがあります。
20種類以上あるのでこれは一例ですが、私はこの3つがオススメでした。
とくにタヌキのお腹がタヌキになって、またそのお腹が…とマトリョーシカのように延々と続く作品がお気に入りです。可愛くないですか?
ちょっとシュールで落ち着いたこの空間でゆっくり湖を眺める。なかなか良いです。
まとめ
今回は茨城県笠間市にある石切山脈をご紹介しました。
知名度からして、「石切山脈に行くために茨城へ行こう!」とはまだならないかもしれません。水戸近辺に有名なスポットがたくさんありますからねぇ。
しかしドライブコースに組み込むことで、必ず旅を豊かにすることが出来る素敵なところです。
是非一度足を運んでみてください。
周辺のおススメスポットもご紹介していますので、併せてご覧いただければ幸いです。
それでは最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。