今回は茨城県水戸市にある偕楽園のご紹介です。
水戸へは行ったことないけど偕楽園は聞いたことがある、という方も多いのではないでしょうか。
有名ですよね、偕楽園。
「日本三名園」に数えられ、地元だけでなく日本中から愛されている偕楽園の良さをご紹介していきます。
日頃の街の喧騒に疲れた心を癒せるステキなスポットです。
ぜひ最後までお読みいただけたら幸いです。
アクセス
マイカー
常盤自動車道の水戸IC、もしくは北関東自動車道の茨城東I.C/水戸南I.Cからそれぞれ約20分。
駐車場は入り口にあたる偕楽園下駐車場に140台あります。駐車料金は500円。
公共交通機関
JR水戸駅からバスで向かうことが出来ます。
北口4番バス乗り場から茨城交通のバスに乗車した場合は「好文亭表門」か「偕楽園東門」、「偕楽園前」の停留所で降り、降車後徒歩3~5分で到着します。バスの所要時間は約20分。
北口6番バス乗り場から関東鉄道のバスに乗車した場合は「偕楽園」か「千波湖」の停留所で降り、降車後徒歩5~10分で到着します。バスの所要時間はこちらも約20分。
偕楽園ってどんなところ?
偕楽園は金沢の兼六園、岡山の後楽園とならぶ「日本三名園」のひとつで、茨城を代表する観光名所となっています。
偕楽園は水戸藩の領民の休息の場として、天保13年(1842年)に、水戸藩第九代藩主徳川斉昭によって造園されました。
孟宗竹林や弛まなく水が湧き出る吐玉泉、そして徳川斉昭公が自ら設計を手がけた好文亭とたくさんの時間をゆっくり過ごせる場所となっています。
そして偕楽園には約100品種3,000本の梅が植えられ、偕楽園随一の見どころです。3月頃の「梅まつり」を皮切りに、桜、つつじ、秋には萩、初冬には二季咲桜と、一年を通して季節を感じて楽しむことが出来ます。
見どころ
梅
偕楽園は、「陰」と「陽」の世界観を意識して作られてると言われています。
梅の花が咲き誇り、ウキウキして気分を高揚させる雰囲気の「陽」の世界と、しっとりとした静けさで落ち着きを取り戻させてくれる雰囲気の「陰」の世界。
その陽の世界を担っているのが、この偕楽園の梅の花です。
3月の梅まつりを中心に大変な賑わいを見せ、人気のスポットとなっています。
この綺麗な写真は偕楽園のHPよりお借りしました。
他にも素敵な写真がたくさんありますので、是非ご覧になってみてください。
そんな春の季節がとても綺麗な中、私がオススメしたいのが「夏の梅」。
夏に梅の花は咲いていません。しかしだからこそ味わえる静けさと落ち着き。
「陽」であったはずの梅が「陰」を醸し出す夏の季節、オススメです。
好文亭
好文亭は園内の中程に位置し、木造2層3階建ての好文亭本体と木造平屋建ての奥御殿から成ります。
こちらは徳川斉昭自身が設計したと言われていて、この好文亭に家臣や客人を呼んで詩歌や慰安会を催されたそうです。
先ほどの陰と陽でいうと、この好文亭は間違いなく「陰」。作りや屋内の雰囲気、上階からの景色など、心を静めてくれる不思議な力があるように思います。
特にたくさんの梅を見下ろせる上階からの景色は、喧騒な世界を遠くから見渡すことができてオススメです。忙しい日常から疲れた心を逃がすことができ、園外に出るころには平穏な心を取り戻しているでしょう。
吐玉泉
偕楽園には、滾々と湧き続ける湧水があります。その名も「吐玉泉(とぎょくせん)」。
玉のような澄んだ水をたゆまなく吐くので吐玉泉と名づけられたそうです。
この吐玉泉は偕楽園造成の際、その湧き水を茶室の茶の湯に用いるために作られたと言われています。これも水利に詳しい徳川斉昭が考案したんだとか。
前回の弘道館でもそうですが、徳川斉昭は発想力と知識量、そして行動力は目を見張るものがありますね。なんでも自分でやっちゃう。
この吐玉泉は、好文亭より竹林を抜けた先にあります。
京都の嵐山を思わせるような見事な竹林の先にある清水の湧き場。
心が洗われること間違いないです。
好文亭ですでに心が元気にになったって?
いやいやせっかくなので吐玉泉でも十分に癒されて、心に贅沢をさせてあげましょう。
まとめ
今回は茨城県水戸市にある偕楽園のご紹介をしました。
水戸屈指の観光スポットは、心に栄養を与えることが出来る癒しスポットでした。
日々の暮らしに少し疲れたとき、訪れてみてはいかがでしょうか。
アクセスも良好なので、たとえ東京からでも思い立ったらすぐ行けます。
偕楽園と同じく徳川斉昭が造設したと言われている「弘道館」の記事も上げていますので、併せてご覧いただければ幸いです。
それでは最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。