茨城

太古の日本から存在し続け、今はパワースポットとして人気の鹿島神宮を巡る

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今回は茨城県鹿嶋市にある鹿島神宮をご紹介します。

茨城県の最南東、もう少し南へ行くとすぐに千葉県という県端に位置する鹿島神宮。霞ケ浦と海の間にあります。

茨城県屈指のパワースポットとして人気のスポットです。

首都圏や千葉から茨城ドライブへ向かう際、一番最初の目的地として行きやすいこの鹿島神宮をご紹介していきます。

鹿島神宮を含めた茨城のドライブコースも後日ご紹介しますので、記事が上がりましたら併せてご覧いただければ幸いです。

大洗磯前神社の記事はこちら。

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アクセス

マイカー

首都高速の箱崎ジャンクションから湾岸線、東関東自動車道を通って潮来ICまで。そこから下道で、合計約1時間半です。

東関東自動車道は110km制限の区間があるため、高速に慣れてない方は注意して走行してください。

駐車場は周辺に4か所あり、普通車で300円のところが多いです。

詳細は鹿島神宮HPよりご確認ください。

公共交通機関

東京駅から電車とバスの2通り行き方があります。

電車

東京駅から千葉駅・もしくは成田駅経由で佐原駅まで向かい、そこから鹿島線で鹿島神宮駅まで。約2.5時間かかります。鹿島線の本数が少ないため、向かう時間によって千葉駅経由か成田駅経由かが変わるそうです。

また鹿島線はSuica等が使えないので注意が必要です。

バス

東京駅から、ジェーアールバス関東・関東鉄道・京成バス共同運行の「かしま号」で約2時間です。

値段は1,830円で、時刻表等はHPをご覧ください。

鹿島神宮はどんなところ?

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鹿島神宮は東国一の古社と言われています。

創建は、神武天皇元年。

神武天皇元年??え?いつ?となる方も多いですよね。

古事記や日本書紀に記され、日本の初代天皇と言われている神武天皇。その神武天皇が天皇に即位した年が神武天皇元年と言われています。

現在の言い方で言うと、紀元前660年頃だそうです。

そんな以前にこの鹿島神宮は創建されたと言われています。

私が今までご紹介してきた神社は古くても平安時代頃(794年~)のものばかり。

段違いに古くから親しまれている神社ということがわかりますね。

そんな鹿島神宮の御祭神は「武甕槌大神(タケミカヅチノオオカミ)」。日本神話に出てくる神様です。

記憶の引き出しをひっくり返して見てください。歴史の授業で最初の方に出てきたのを覚えていますか?

また最近ではゲームのキャラクターなどにも使われていますね。

武神として崇められ、古くから武道において篤く信仰されています。

歴史上でも源頼朝や徳川家康など、名だたる武将が崇敬していたことで知られています。

みどころ

大鳥居

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鹿島神宮の玄関口にある大鳥居。

こちらは境内の杉の巨木を用いて作られていて、高さ約10m、幅約14mととても大きい鳥居です。

以前は御影石を用いて作られていましたが、2011年の東日本大震災により倒壊してしまいました。人的な被害はありませんでしたが、根本に亀裂が発生したのち、完全に倒壊してしまいました。

その後、3年の時を経て、2014年6月に竣工に至りました。

楼門

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鳥居を抜けて本殿へ向かうところにある鹿島神宮の楼門。

こちらは日本三大楼門に数えられ、さらに重要文化財に指定されています。

この楼門は、鹿島神宮大宮司が江戸幕府三代将軍徳川家光の病気平癒の祈願をしたところ、将軍の病気が快癒したことから、水戸初代藩主徳川頼房がお礼として奉納したものです。

社殿

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鹿島神宮の社殿は本殿・石の間・幣殿・拝殿の4棟からなっていて、元和5年(1619)、江戸幕府2代将軍の徳川秀忠が寄進したもので、重要文化財に指定されています。

こちらは現在、改修工事を実施しています。完成するのは2026年の予定なので残念ながら現在その姿を拝めませんが、お参りは問題なくすることが出来ます。

改修中のこの姿を見られるのは今だけなので、逆に貴重かもしれませんね。

奥宮

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本殿より奥に進み、奥参道を300mほど進んだところにこちらの奥宮があります。

現在の社殿は、慶長10年(1605)に徳川家康が関ヶ原戦勝の御礼に現在の本殿の位置に本宮として奉納したものを、その14年後に新たな社殿を建てるにあたりこの位置に遷してきたものです。

社殿や奥宮を見ても、武家の棟梁である江戸幕府の歴代将軍によって庇護されているのがよくわかります。武神として崇拝され続けていることがよく表れていますね。

要石

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奥宮よりさらに奥に進んだ先に、要石が奉られています。

地中深くまで埋まる要石が、地震を起こすナマズの頭を抑えていると古くから伝えられています。

こちらには水戸黄門のモデルで有名な水戸光圀に関する逸話が残っています。

水戸光圀は、どこまで深く埋まっているか確かめようと7日7晩にわたって掘らせたそうです。しかし、いつまで経っても辿り着くことができなかったばかりか、怪我人が続出したために掘ることを諦めた、という話が「黄門仁徳録」に記されています。

どれくらいの深さを掘ったかは定かではありませんが、とても大きな石が埋まっていることが想像できると同時に、藩主であるはずの水戸光圀が7日かけて神社の境内で穴を掘らせるというヤンチャぶりも垣間見えますね。

御手洗池

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奥宮よりさらに先、大鳥居から見て一番奥の方に御手洗池(みたらしいけ)というところがあります。

とても写真映えがするので、ここを目的に参拝する方も多いですよね。

1日に40万リットル以上の湧水があり、水底が一面見渡せるほど澄みわたっています。

以前はこちら側が参道で、参拝する前にここで禊をしていたそうです。現在でも、年始になると200人もの人々が大寒禊を行います。

この御手洗池の水は、長寿の名水として知られていて、池のほとりではこの水を使ったお蕎麦やみたらし団子などをいただけます。

まとめ

今回は茨城ドライブの玄関口、鹿島神宮をご紹介しました。

杉の大木に囲まれて外界と切り離されたこの空間は、自分を見つめ直すことが出来る場所でした。

東京から2時間かからずに到着できる、実は身近な神宮ですので、是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。

この先の茨城ドライブのご紹介も随時更新していきますので、そちらも是非ご覧いただければ幸いです。

それでは最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。