今回は静岡県伊豆の国市にある眞珠院をご紹介します。
眞珠院は鎌倉時代に開創されたお寺で、伊東祐親の娘「八重姫」の供養塔があります。
八重姫といえば、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で新垣結衣さんが演じた人気の登場人物ですね。
ということで今回は源頼朝でもなく北条家でもなく、八重姫ゆかりの地眞珠院をご紹介します。
ゆかりの地巡りの記事も上げていますので、是非そちらも併せてご覧ください。
アクセス
マイカー
伊豆縦貫道の江間ICで降り、県道134号線を約10分ほど。
眞珠院の近くになると急に道が細くなります。特に最後の橋付近は細いだけじゃなく一部急勾配になっているので、走行注意。横だけでなく下も擦ったりしないようにゆっくり安全に運転しましょう。
駐車場は10台ほど。鳥居の目の前にあります。
公共交通機関
伊豆箱根鉄道の伊豆長岡駅から徒歩で約12分です。送迎などは特にありません。
概要
眞珠院は、伊豆の国市にある曹洞宗のお寺で、伊東祐親の娘「八重姫」を祀る寺として建立されました。
真珠院には八重姫御堂や静岡県最古の石塔など、決して大きくない境内ですが訪れる価値のあるお寺です。
眞珠院では毎年4月の第2日曜日、八重姫供養祭が行われます。
午前中に山門入口の広場で縁日が開かれ、境内では抹茶が無料で配られます。
供養法要の後、正午より餅撒きが執り行われ、大勢の参拝者が来るそうです。
歴史的な見どころ
源頼朝との悲恋に身を割かれ、真珠ヶ淵に入水したといわれる八重姫。
「せめて我が身を投じて、将来共末長く不幸な女人たちの守護神となりましょう」と、那木の一枝を取り、身を投じたと言い伝えられています。
供養塔には右側に那木の木、左側には願掛け石があり、どちらも安穏の願いが込められているんだとか。
こちらでは、願いがかなったお礼参りとして小さな梯子を供える「梯子供養」という習慣があります。これは、八重姫が入水したときに、「せめて梯子があったら助けられた」という里人の想いから来ているそうです。
まとめ
今回は伊豆の国市にある眞珠院をご紹介しました。
実際に八重姫にまつわる話は諸説あり、大河ドラマの様に生きて義時の妻になるという話、頼朝と政子の婚姻を聞き入水したという話、そもそも八重姫という人物は居なかったという話など様々です。
ただこの眞珠院で祀られているというのは事実。
訪れた際には、当時の人たちはどの様な想いを持って、奉り建立されたかに思いを馳せてみるのもいいかもしれません。
鎌倉殿の13人のゆかりの地巡りをこちらでまとめていますので、是非合わせてご覧ください。
それでは最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。