今回は静岡県にある三保松原のご紹介です。
静岡市清水区という静岡のど真ん中にあるこの三保松原、皆さんは行ったことありますでしょうか。
もし行ったことが無くても写真や絵で見たことがあるかもしれません。
何故ならこちらはあの「世界文化遺産」の一部だからです。
ん?一部とは?と思いますよね。
正式には「富士山世界文化遺産構成資産登録」されています。
長い名前ですねぇ、聞きなれませんねぇ。
そんな三保松原をご紹介していきます。
アクセス
マイカー
東名高速道路『清水IC』から約25分、もしくは東名高速道路『日本平久能山スマートIC』から約25分です。
東京方面から行かれる方は、新東名に乗ってしまうとかなりの遠回りなので注意が必要です。
駐車場は普通車173台分あり、駐車料金は無料です。
公共交通機関
東海道線でJR清水駅まで行き、清水駅からバス三保山の手線で約25分「三保松原入口」で下車します。下車後徒歩約20分で到着します。
三保松原ってどんなところ?
三保松原は、7kmの海岸に約3万本の松が生い茂り、松林の緑、打ち寄せる白波、海の青さと富士山が織りなす風景がとても美しいスポット。
そして上記の通り、三保松原は富士山文化遺産構成資産登録されています。
これは、簡単に言うと「富士山が文化遺産としての価値を維持するために必要不可欠なもの」と言いましょうか。
構成資産は他にも富士五湖や忍野八海、神社などが登録されていて、全部で25カ所に登ります。どこも富士山が「信仰の対象」「芸術の源泉」となった価値を具体的に証明できる文化資産です。
そして大事なのは、富士山と構成資産25カ所を合わせて1つの世界文化遺産ということです。3776mの山だけで文化遺産としての富士山を登録しているわけではないんですね。
そして何度も言いますが、三保松原もその構成資産の1つ。実は静岡のど真ん中に世界遺産があるんです。
この三保松原と富士山との関係は、何といっても景色です。
こちらから見る富士山の景色は、万葉集以降多くの和歌にで登場し、多くの方がこの三保松原から見る富士山の雄大さを残しました。
また浮世絵でも多く描かれており、歴史の教科書で一度は目にする「歌川広重」の力作にもこちらからの景色が描かれています。葛飾北斎の「富嶽三十六景」に対抗して作られたと言われる歌川広重の「富士三十六景」シリーズの中の傑作として知られています。
そして、こちらにある「羽衣の松」は、天女が舞い降りたという伝説があります。こちらも一度は耳にしたことがある「羽衣伝説」の舞台と言われています。
羽衣伝説の舞台に関しては諸説ありますが、本曲はこの三保松原だという説もとても根強くありますね。
見どころ
絶景
三保松原の全てとも言っていいこの絶景。これを見なくては何しに来たのかわかりません。
松林越しの富士山と広大な海、遠くに見える伊豆半島は時間を忘れていつまでも眺めていられます。
当たり前ではありますが、訪れるときの天気にはぜひとも注意してください。他の観光地以上にここの天気は大事です。海の青、富士山の青、そして空の青。この3つの青が整っている日に行きましょう。
空気が澄んでいる晴れた朝なんて最高です。
静岡市三保松原文化創造センター
駐車場の隣に三保松原文化創造センターがあります。
こちらでは浮世絵や三保松原の歴史などの展示があります。また、2023年の大河ドラマに準えて家康との関わりなども知ることが出来ます。
三保松原の価値や楽しみ方を知ることが出来るので、是非最初に立ち寄ってみてください。
入館等は無料です。
遊歩道
海岸沿いの松林の中は遊歩道になっていて散策が出来ます。
遊歩道の中には「日本新三景」に選ばれた時の石碑などもあり、抜けた先にはさらに近くで富士山を望むことが出来ます。
松のおかげで和らいだ海風がとても心地よいスポットです。
まとめ
今回は静岡の絶景スポットである三保松原のご紹介をしました。
静岡をドライブする上でまず最初の目的地として設定するのがオススメです。朝の三保松原は本当に気持ちいい。
三保松原から先のオススメドライブコースも順次更新していきますので、併せてご覧いただければ幸いです。
他の投稿で、同じ静岡で中伊豆のドライブコースもご紹介していますので、是非そちらもご覧ください。
それでは最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。