今回は静岡県伊豆市にある天城を巡るコースです。
伊豆へドライブといえば海沿いの伊東や西伊豆を思い浮かべる方が多いでしょうか。
そんな中今回ご紹介するのは中伊豆、山の中です。
伊豆半島の自然溢れる中伊豆・天城のオススメドライブコースをご紹介します。
別記事で東伊豆のドライブコースもご紹介していますので、よろしければ合わせてご覧ください。
一目でわかる天城ドライブの良さはこちら。
・明治末期まで人が踏み入れなかった神秘の滝
・虹を求めて自然を歩く、河津七滝
・静岡名産のわさびを贅沢に味わう方法
それでは行きましょう。
ドライブコース
浄蓮の滝
天城の入り口ともいえる場所にある浄蓮の滝。
浄蓮の滝は天城山脈の谷底にあるため、明治末期に遊歩道が作られるまで誰も立ち入ることが出来なかった神秘的な滝。
見どころ
浄蓮の滝では、ハイコモチシダという静岡の天然記念物に指定されているとても珍しい植物を近くで見ることが出来ます。
こちらは日本では伊豆半島と熊本県にしか自生していないとても珍しい植物で、浄蓮の滝の神秘さを演出しています。
別名ジョウレンシダとも呼ばれ、この浄蓮の滝からとられた名前がつけられています。
また、浄蓮の滝に訪れた際には是非注目していただきたいのが、安藤わさび店本店。
店には静岡名産のわさび田が広がるこちらのお店では、わさびを使った食品やお土産を販売しています。
ここで是非手にしてほしいのが、わさびアイス。
バニラアイスにすりおろしたてのわさびとわさび粉をかけていただく逸品で、お店の方が目の前で仕上げてくださります。
このわさびアイスを食べながら見る浄蓮の滝は格別です。
食べる前はよく混ぜてから頂いてください。
詳しくはこちら
浄蓮の滝について、こちらで詳しくご紹介していますので、是非合わせてご覧ください。
道の駅 天城越え
浄蓮の滝から河津七滝への道の途中に道の駅があります。
その名も、「道の駅 天城越え」。
もうそのまんまのネーミングですね。
こちらの道の駅は普通車が約180台止まれる、山の中としては大きめの道の駅。
中では売店やレストランの他、森林博物館や伊豆近代文学博物館などの見学施設があり、ただ休むだけではなくゆっくり楽しむことが出来ます。
見どころ
このドライブコースにおいてこちらに是非寄っていただきたい一番の理由は、「360°の大自然」です。
いやいや、滝見たり山道運転したりだいぶ自然の中を動いてますがな、と思われるかもしれませんが、遠くの山々を見渡して全身で感じることのできる自然は実はなかなかないんです。
このコースの自然は近距離ばかり。
そして運転手の方が多いであろうこのブログを読んでくださる方々は、山道の途中で大自然を感じる余裕があまりないですよね。
今回の道も180°カーブが多く、よそ見してたら脱輪ではすみません。
なのでこちらの道の駅でゆっくりと自然を感じて遠くを見てリフレッシュしてください。
詳しくはこちら
お店の営業時間など、詳細は伊豆市観光情報サイトの「道の駅 天城越え」さんのページをご覧ください。
河津七滝
道の駅天城越えを出発し、下田方面へ15分ほど。
旧七滝観光センター無料駐車場に車を停めて、今回のメインでもある河津七滝へ向かいます。
河津七滝(かわずななだる)は天城峠から流れ下る河津川にかかる滝で、約1kmの道のりを7カ所に分けて落ちていきます。
その横をずーっとつながる遊歩道では、川の間近に近寄ることが出来たり季節によって新緑や紅葉を楽しめるほか、キャンプが出来る施設などもあってレジャーとしても1日楽しめます。
この遊歩道を1時間ほどかけて滝と自然を楽しめるスポットです。
見どころ
河津七滝の見どころはたくさんありますので、今回は3つに絞って紹介します。
詳細は次項に貼ってあるリンクの記事でご紹介していますので、是非合わせてご覧ください。
①出合滝
河津七滝を下流から数えて2番目の出合滝。駐車場からもすぐ行ける滝です。
こちらのオススメは水の青さ!
2本の川が出合うように落ちた滝の先では、南国を思わせるような透き通ったエメラルドグリーンを見ることが出来ます。
大自然の中でこの透き通った色を眺めて、存分に癒されてみてはいかがでしょうか。
②初景滝
河津七滝を下流から数えて4番目の初景滝。遊歩道もちょうど真ん中くらいでしょうか。
初景滝は河津七滝のメインの滝の一つで、全部はきつくてもここまでは頑張って来る!という方も多いようです。
天城が舞台の「伊豆の踊子」の像があって、河津七滝屈指の撮影スポット。
水量も多く迫力があります。
③釜滝
河津七滝を下流から数えて7番目、つまり最深部にある釜滝。
水量がとても多く、近くで見れる展望台では水しぶきで体や服が濡れてしまうほど。
その水しぶきのおかげで、晴れた日にはこんなものが常時見られます。
二重や三重にかかる虹を見ることが出来ます!それもたまに見えるとかではなく、常に出ています。
1時間遊歩道を歩きぬいたご褒美になりますね。
是非この虹を求めて河津七滝を最後まで楽しんでみてください。
詳しくはこちら
河津七滝をこちらの記事で詳しくご紹介しています。是非合わせてご覧ください。
ループ橋
河津七滝の入り口付近、ちょっと変わった道路がありますのでこちらでご紹介します。
名前は「河津七滝ループ橋」。
その名の通り、ぐる~っとループするようにカーブが続きます。
運転しているとそんなに回っているとは気づかないのですが、この橋を下から見ると
約2周半回っています。ジャンクションでもない限りなかなかこんな風景見ないですよね。
橋の下が無料の駐車場になっていて見学が出来ます。普段見ることが出来ない異様な風景ですので、是非一度お立ち寄りになってみてください。
わさび園 かどや
河津七滝まで来たら是非食べていただきたいご飯があります。
それは静岡名産のわさびを使った「わさび丼」。
鰹節とわさびだけ!?伊豆に来て海鮮丼やら伊豆牛やらキラキラしたものを食べたいよ!って方、ちょっと待ってください。話だけでも聞いてください。
これがいただけるのは、河津七滝の駐車場からすぐの「わさび園 かどや」さん。
乗っているものは見た通り鰹節とわさびだけなのですが、侮るなかれ。
おろしたてのわさびの風味と辛み、そして甘みが鰹節と醬油にとても合い、びっくりするくらい美味しいんです。
どこよりも鮮度がイイわさびおろしなんです。
そのワケは、お通しのように最初に出てくるこちらに秘密があります。
おしぼりのタイミングでおもむろに渡されるわさびと鮫肌。
そう。料理が出てくるまで待っている間、
自分でおろすのです。
ここまで直前におろされるわさびおろしがありますでしょうか。
こちらではわさび丼の他におそばもあり、そのおそばにもわさびを使っていただけます。
絶品です!
単品だけじゃ足りないよ、という方にもご飯とおそばのセットがありますので、是非一度ご賞味ください。
詳しくはこちら
他のメニューやお土産品、休業日等はわさび園かどやさんのHPでご確認ください!
※お食事は遅くとも14時までなので注意!無くなり次第終了とのことです。
まとめ
今回は半日あれば行ける天城越えドライブコースをご紹介しました。
個人的には何としてもわさび丼をご賞味いただきたいので、営業時間などには注意して必ずたどり着けるように行っていただければ幸いです。
河津七滝から海の方へ少し行くとすぐ東伊豆に出られるので、伊東方面への旅行や修善寺旅行などとセットで行かれるとスムーズかと思います。
東伊豆や修善寺についても別の記事でご紹介していますので、ご参考いただければと思います。
それでは最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。