今回は、「忍野八海」にスポットを当て、湧き水に癒される特別編です。
河口湖の近くにある日本屈指の湧き水ポイント、忍野八海。
先日アップさせていただいた「富士山を見ながら自然を満喫!河口湖ドライブおすすめポイント ~前編~」で訪れた忍野八海ですが、全然魅力を伝えきれていない!
そう感じましたので、今回忍野八海をピックアップしてお送りします。
忍野八海を含めたドライブコースもとてもおススメですので、まだの方は是非、以前の記事もご覧ください。
それでは忍野八海特別編、参りましょう。
そもそも忍野八海って?
どこに行くにしても、全く何も前情報を持たずに行くより「これってこうなんだよ~」っていうウンチクを持っていた方が感動も大きいというもの。
それは1人で行くにも数人で行くにも共通するところだと思います。
ただ、少しネットで調べようとしたら長~い歴史が出てきたり、「概要」という名の超詳細が出てきたりして、読む気が失せてそっと閉じた方も多いのではないのでしょうか。
そんなあなたのために、超短文にまとめました。
忍野八海知らない!って方はこちらの知識だけ持って行ってください。
忍野八海って何?
富士山が水源の八つの湧水池です!
どんな歴史があるの?
忍野八海がある忍野村は全部湖だったそうです。その湖が干上がったときに残った湧水ポイント(霊場)が忍野八海と言われて、神秘の湧水と崇められています。
人気の理由は?
何と言っても澄んだ湧き水と、バックに構える富士山です。また、水車や昔の家屋など、昔の人の生活に触れられる点も素晴らしいです。エリア内で販売しているヨモギ団子を食べながら景色を眺めるのがとてもおススメ。
所要時間はどれくらい?
自由に回ることが出来るため、時間が許す限り滞在することが出来ますが、二番霊場から八番霊場まで回って写真を撮って空気を感じて…と一通り過ごすと1時間~1時間半くらいでしょうか。
また、一番霊場だけまとまりから離れた場所にあるため、こちらも行くのであれば徒歩で往復40分くらいを見た方がいいかと思います。
私は今回の旅で二~八を回りました。
こんな時におススメ
目の前に「河口湖」「山中湖」と大きな湖、観光スポットがある中で、忍野八海はこんな時がおススメ!という、私もよくするシチュエーションをご紹介します。
雑音から離れ、1人でボーっとしたい時
忍野八海は他の観光地と違い、湧水池以外はお団子などのお店とお土産の売店、コーヒーをいただけるお店くらいしかないんです。
ボーっとしたい時、考え事をしたい時に気が散らないんですよね。
私は結構大きな人生の選択をした際に一度、ここで3時間?くらいボーっと考え事をしていました。お団子片手に池を眺め、食べ終わったらコーヒー片手に池を眺め。
吸い込まれるような澄んだ水と静かな空気、周りの大自然に囲まれて、等身大の自分で考えることが出来ました。
個人の感想ですので効果に関しては保証できませんが、とてもおススメですよ。
友人が何かに悩んでいたり落ち込んだりしている時
友達が何か落ち込んでいる時、かける言葉を間違えてしまったり余計なことを言ってしまったりして、失敗してしまったことはありませんか?
そんな時にもこちらの忍野八海、おススメです。
いい景色を見ながらゆっくり聞いてゆっくり話してゆっくり考えて…そんなことが出来る場所です。
池の水の音や自然の空気感が、無言で考えながら言葉を選んで話す、そんな雰囲気を作ってくれます。
最終的には悩んでるご自身の納得が大事、ということが多いと思いますので、そのお手伝いをする場所にピッタリです。
ここでゆっくり話して、少し落ち着いて前向きになれたら美味しいほうとうお腹いっぱい食べて帰る、そんな癒し旅いかがですか?
こちらも個人の感想ですので効果に関しては保証できませんが、とてもおススメですよ。
各霊場ご紹介
各霊場(湧水池)のポイントをご紹介します。
一番霊場「出口池」
上記の通り今回一番霊場には訪れていないので写真はありません。
こちらの池は八海の中で最も大きい霊水の池です。
他の池と離れていて売店等もないので人が少なく、もっとも自然に残っている霊場なので、お時間に余裕がある方は是非一度足を運んでみてください。
二番霊場「お釜池」
霊場の中で一番小さいお釜池。
釜の中で熱湯が沸騰すように水が湧くことから名付けられたといわれています。
ひっそりとした穴場的なスポットで、ゆっくりと気持ちを落ち着けることが出来ます。
三番霊場「底抜池」
榛の木林資料館の中にある霊場。「そこなしいけ」と読みます。
八海の中で一番昔の風景を保っているそう。二番霊場のお釜池とは地底で水脈がつながっているといわれています。
洗物が消えるという伝説がある池だそうですよ。
四番霊場「銚子池」
お酒を注ぐ調子の形から名付けられたといわれている四番霊場。
底の砂を巻き上げて水が湧いているのがよく見える池です。
縁結びの池として伝えられているそうです。
五番霊場「湧池」
8つの霊場の代表格ともいえる湧池(わくいけ)。
宇宙で雪を作る実験に、この湧池の水が使われたそうです。
この池の真横にあるお店「かまのはた」さんでは、富士山の伏流水を使って1杯ずつ丁寧に入れた「名水コーヒー」をいただくことが出来ます。
六番霊場「濁池」
忍野八海中心部の水車に隣接した、名前に似合わず透き通った水がきれいな「濁池」。
ここから阿原川に流れ出る様子を眺めることが出来ます。
みすぼらしい行者が一杯の水を求めたが断られ、池の水が濁ってしまったという伝説があるそうです。
このことから濁池と名付けられているそうです。
七番霊場「鏡池」
その名の通り、天気などの条件が整えば富士山の姿が鏡の様に映る「鏡池」。
この池はすべてのことの善悪を見分けることが出来るという伝説が残っているそうです。
この池の前では悪いことはできませんね。
八番霊場「菖蒲池」
駐車場がある方向から一番近い霊場。
端午の節句で使われる菖蒲が植えられています。
優雅に泳ぐ魚も近くでゆっくり見ることが出来ます。
また、近くにわらぶきのオシャレなトイレがあります。
榛の木林資料館
忍野八海の中心部にある資料館。中に入るには大人料金300円かかります。
資料館の外にたくさんの魅力的な池があるにも関わらず、入場料を払ってでも入った方がいい理由が中にはあります。
入るとすぐに広がる「鯉の池」や昔の忍野村の生活に触れることのできる資料館、色とりどりに植えられたお花畑を制限なしに見ることが出来ます。
入り口のすぐ上には展望スペースがあり、池とお花畑、そして富士山を一望できます。こちらでゆっくり眺めて時間を忘れるのが、この忍野八海での最大の贅沢です。
まとめ
今回は忍野八海の魅力を伝える特別編でした。
いかがでしたでしょうか。
色々なところを回るドライブも楽しいですが、たまには1か所に赴いてゆっくり過ごすのも一興かと思います。
時間を忘れて過ごしたいと思った際は、是非一度足を運んでみてください。
忍野八海を含んだドライブコースのご紹介の記事↓も是非ご覧ください!
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございます。