今回は静岡県伊豆市にある修禅寺をご紹介します。
修善寺は中伊豆の中でも有数の観光スポット。その修善寺の中心に位置する修禅寺は訪れたことがある方も多いのではないでしょうか。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも何度も登場するお寺ですね。
伊豆方面の聖地巡礼では欠かせない最終目的地。
今回は源氏一族とも関わりの深いその修禅寺についてまとめています。
ゆかりの地巡りの記事も上げていますので、是非そちらも併せてご覧ください。
アクセス
マイカー
長泉沼津インターから伊豆縦貫道経由、伊豆中央道、修善寺道路 修善寺I.Cから約5分。
修禅寺近辺に何カ所か駐車場があります。3時間で300円ほど。混雑している場合が多いので、前もって駐車場を決めるのではなく現地に着いてからゆっくり駐車場を探した方が吉です。
公共交通機関
伊豆箱根鉄道の終点修善寺駅からバス『修善寺温泉行き』で約10分、終点修善寺温泉停留所下車。修善寺温泉停留所から修禅寺までは徒歩で約5分の距離です。
概要
修禅寺は807年に弘法大師によって開創され、その後約470年間は真言宗として栄えました。
ん?待て待て、「修禅寺」じゃなくて「修善寺」でしょ?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。確かに街の名前は修善寺ですが、お寺は修禅寺で合っているんですす。
鎌倉時代になり、中国から蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)禅師が入山して臨済宗に改宗。この際に禅の字を取って「修善寺」から「修禅寺」なったと言われています。
周囲は修善寺温泉の温泉街で、古くから地域の人たちに愛される土地でした。
特に江戸時代になると宿泊施設や外湯が整えられ、湯治や旅行の目的地として多くの人に使われるようになりました。
歴史的な見どころ
修禅寺は鎌倉幕府にとって、とても重要な場所です。
源頼朝の弟である源範頼、また頼朝の子供で第二代鎌倉幕府将軍の源頼家。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも、源氏の血を受け継ぐ中心人物として登場していますね。
修禅寺はこの2人が幽閉され、そして殺害されたと言われる場所です。
殺害場所に関しては諸説ありますが、修禅寺が一番自然な有力説と言われています。
修禅寺からすぐのところに、源範頼の墓があります。
謀反人として幽閉され殺害された範頼ですので、墓は決して豪華なものではなく、小高い丘にひっそりと建てられています。
お寺から徒歩で10分以内の位置で、案内板もところどころに立っているので、ご興味ある方はお立ち寄りをオススメします。
まとめ
今回は伊豆市修善寺にある修禅寺についてご紹介しました。
修善寺は観光・温泉スポットとして今でも人気がある場所ですが、源氏・北条家から見ると一族の死や裏切りに絡むお寺となってしまっていますね。
その歴史も噛みしめながら温泉街を歩いてみるのも、味があっていいのではないでしょうか。
ゆかりの地巡りをこちらでまとめていますので、併せてご覧いただければ幸いです。
それでは最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。