今回は熱海市にある伊豆山神社をご紹介します。
熱海なの?伊豆なの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、場所は熱海駅から車で10分ほどのところに位置します。
熱海市伊豆山という地名にある神社です。
こちらは2022年に放送されている「鎌倉殿の13人」でも出てくる、源頼朝や北条家ゆかりの地となっていて、今注目を浴びているスポット。
ゆかりの地巡りの記事も上げていますので、是非そちらもご覧ください。
アクセス
マイカー
熱海駅から約6分。舗装されていますが結構上り坂を登ります。道も狭めなので注意。
駐車場は参道の階段下と本殿横の2か所あります。どちらも台数は多くないので、土日など混雑時は注意が必要です。
公共交通機関
JR熱海駅から伊豆山神社行き、もしくは七尾行きのバスで向かえます。
伊豆山神社前バス停まで約7分。参道の階段下に到着します。
概要
伊豆山神社は、かつて伊豆御宮、伊豆大権現、走湯大権現、伊豆御宮とも走湯社とも呼ばれ、略して伊豆山、走湯山と呼び親しまれてきました。
こちらは強運守護や縁結びの神様とのことです。
創建されたのは何と紀元前5世紀頃と伝えられています。しかし場所は熱海峠の近くに建立され、現在の場所には836年移されたのだとか。
本殿は熱海にありながら海抜170mの高台にあり、境内は「こごいの森」の一部で、約40000坪の広さがあります。東京ドーム約3個分だそうです。この場所は、かつて上宮と呼ばれていて、参道の階段を下って海抜50m弱の地点には下宮の跡地があります。また、海抜380mほどの山中に本宮があります。
歴史的な見どころ
伊豆山神社は兼ねてより源頼朝に崇拝されていた神社で、ここで源氏再興を祈願したとして知られています。
また、若き日には後に妻になる北条政子と忍び合う場所でもあったのだとか。
当時二人がいたのは伊豆の国。約20kmほどの距離があります。
現在の様に車などありませんし舗装された道もほとんどありませんので、馬に乗ったとしても半日以上の時間がかかったでしょう。
今でいう日帰りドライブといった感じでしょうか。
この伊豆山神社には二人が腰掛けたとされる「腰掛け石」が今でも残っています。
本当にベンチの様な形の岩で、人が座るにはもってこいの形ですね。
約850年ほど前、この地で二人もここに座って熱海の海を眺めていたのでしょうか。
祭事
伊豆山神社の例祭日は4月15日とのことで、毎年4月14日~16日は例大祭を催しています。
大規模ではありませんが、神輿が通り屋台が出たりもするようです。
もし行かれる際は、駐車場に車を停めるのは諦めて電車とバスで行かれた方がいいかもしれませんね。
詳しくは伊豆山神社のHPをご覧ください。
まとめ
今回は熱海市にある伊豆山神社をご紹介しました。
日本屈指の温泉地「熱海」にありますので、温泉旅行の際に立ち寄りやすい場所かと思います。
また、伊豆方面で頼朝と政子のゆかりの地を巡るなら、まずはこちらに寄ってから三島方面へ向かっていくとスムーズです。
ゆかりの地巡りをこちらでまとめていますので、是非合わせてご覧ください。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。